読んだ本:ウェストン・A. プライス『食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響 』
1930年代の先住民族が現代食を摂りだし、
どう変化したかを中心に紹介している。
翻訳されたのが1978年。
原本はさらに昔に発行されているが、
非常に興味深い内容だった。
世界中の先住民族と接触し、
それまでの伝統食から近代食に切り替わった状況を
紹介している。
砂糖や精製された小麦の摂取で、
それまで0に近かった虫歯が極端に増えていることが指摘されている。
それ以外にもあらゆる不調が起こっている事が
指摘されている。
既に調査から80年近く経過しているが、
今の先住民族の人達はどうなっているのかも
気になる所。
残念ながら日本に関してはナウル島のリンが
救いだった一文があるだけで、
それ以外は特に書かれていない。
食に関して色々と考えさせられる本でした。
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